「探偵の尾行方法の流れを知りたい」
「探偵に依頼する尾行の費用相場や違法性は?」
「バレないために、探偵が実践する尾行のコツを知りたい」
証拠がほしい方は、このような疑問を抱えていませんか。
探偵の尾行方法には、入念な準備と調査力が必要です。
ここでは探偵の尾行方法の流れと、費用相場・違法性をご紹介します。
自分で尾行したい方のために、バレないために探偵が実践する尾行のコツや、そのリスクについてもご紹介していきましょう。
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探偵が行う尾行調査とは?
探偵が行う尾行調査とは、ターゲットを追跡・監視して、行動・日時・場所などを写真やビデオなどに記録することです。
依頼者の目的に応じた証拠集めをすることが、尾行調査の目的です。
たとえば浮気調査ならば、パートナーの肉体関係が証明できる証拠を収集します。
探偵が行う尾行調査には、入念な準備と調査力が必要です。
探偵の尾行方法と流れ
探偵の尾行方法と、その流れをご紹介します。
打ち合わせと準備
尾行方法として、まずはヒアリングのために探偵と打ち合わせを行います。
探偵がターゲットを把握できるように、ターゲットの基本情報や日常の行動パターンを伝えましょう。
所有車・勤務先・社用車・出勤時間・よく利用するお店などまで、できるだけ詳しく伝えます。
尾行においてターゲットの容姿は重要です。
打ち合わせ時に、ターゲットの顔と全身の写真を準備しておきましょう。
ターゲットの背格好まで把握できるよう、さまざまな距離や角度からの写真があればベストです。
依頼者が提供した情報をもとに、探偵は尾行調査のプランを立てます。
下見やターゲットのインプットで準備を整えた後、尾行調査をスタートする流れです。
尾行調査をスタート
尾行方法は、2人~3人の調査員でチームを組み、交代しながらターゲットを追跡します。
ターゲットや周囲から探偵だと気づかれぬよう、周囲に溶け込むように実施しなければいけません。
徒歩では歩きながら尾行し、人混みでは3m~5mまで接近することもあります。
人通りが少なければ10mほど距離をあけるなど、見失わないよう周囲の状況に合わせて臨機応変に尾行しなければいけません。
尾行しながらカバンに隠してあるビデオカメラで、撮影も行う探偵事務所もあります。
なお、メールやLINEなどによる経過報告に対応している探偵事務所もあるため、調査のたびに結果を知りたい方におすすめです。
経過報告の対応については探偵事務所によって異なるため、事前に確認してください。
証拠を押さえる
尾行中、ターゲットが不貞を証明できる行動をとった場合は、写真を撮影して証拠を押さえます。
ラブホテルへの出入りは、不倫の動かぬ証拠として認められやすい証拠です。
手をつなぐ・キスシーンなどの肉体的な接触も、証拠のひとつとして撮影します。
尾行と張り込みを臨機応変に行いながら、調査を進めていく流れです。
調査報告書の作成
調査を終えたら、探偵は尾行でつかんだ行動や写真を調査報告書にまとめます。
- 調査期間
- ターゲットの氏名
- ターゲットの行動
- 調査員の所見
ターゲットの行動は時系列順に記載され、立ち寄った場所の写真とともに位置情報まで特定されます。
報告時、調査報告書とともに、動画のDVDまで受け取れる探偵事務所は少なくありません。
調査報告書は、裁判で動かぬ証拠として認められやすいです。
尾行調査の目的は、不倫の事実を把握するだけではありません。
離婚調停や裁判による親権争い、慰謝料の請求を有利にするためにも、尾行調査が実施されます。
ここまで尾行方法における、一連の流れをご紹介しました。
なお、浮気調査の流れについては以下の記事で詳しく解説しています。
探偵に尾行を依頼する際の料金
探偵に尾行を依頼する際の料金は、1時間あたり2万円前後(調査員2名)が目安です。
なお、探偵に依頼する料金は、尾行〇円・張り込み〇円のように各調査方法で区別されていません。
尾行・張り込み・聞き込みにおけるトータルの料金として、調査時間を目安に算出します。
時間料金制プラン:数時間~
時間料金制プランは、1時間あたりの料金×調査員の人数×調査時間+諸経費で算出します。
調査員2名の場合(諸経費別) | 時間当たりの調査料金
2.0万円以上~2.5万円未満 36% |
1.5万円以上~2.0万円未満 28% |
1.0万円以上~1.5万円未満 24% |
1日1台あたり費用 | 車両費(調査車輛・バイク)に関して
無料 36% |
1.0万円以上~1.5万円未満 24% |
1.5万円以上~2.0万円未満 16% |
(諸経費別) | 車両費を無料と回答した業者の時間あたりの調査料金
2.0万円以上~1.5万円未満 50% |
1.5万円以上~2.0万円未満 13% |
参照:調査料金のアンケート結果報告 | 東京の探偵興信所選びは東京都調査業協会
たとえば、調査員2名の料金が、1時間あたり2万円だった場合、探偵に5時間の尾行を実施したとしましょう。
諸経費抜きの料金は、2万円×5時間=10万円です。
3日間にわたり尾行を実施すれば、10万円×3日=30万円になります。
尾行調査が短時間で済む場合に、費用を抑えられる料金プランです。
パック料金制プラン:20時間~
パック料金制プランは、20時間・30時間・40時間など、まとまった時間で探偵に尾行調査を依頼できます。
パック料金制プランの例 | |
20時間 | 35万円~50万円 |
30時間 | 60万円~70万円 |
40時間 | 80万円~90万円 |
参照:浮気調査の費用相場はいくら?探偵・興信所の料金プランは注意点を解説|NPO法人よつば
調査員の人数ぶんの人件費や、諸経費込みの料金プランのため、明瞭でわかりやすいことが特徴でしょう。
時間料金制プランに比べて、1時間あたりの料金が割安になる料金プランです。
探偵に3日~4日間以上の尾行調査を依頼するのであれば、時間料金制プランよりもパック料金制プランのほうがお得になります。
成功報酬制プラン:1週間以上~
成功報酬制プランは、調査が成功した場合に料金が発生します。
たとえば、探偵が調査に失敗したとき、結果がシロだった場合には、料金が0円です。
なお、成功の定義は各社で異なるため、トラブルが多い料金プランでしょう。
成功した場合には、時間・パック料金制プランに比べて、尾行調査の費用が高額になります。
失敗した場合、完全成功報酬プランは0円になりますが、成功報酬プランでは報酬だけが無料になり、着手金は戻りません。
また、名ばかりの完全成功報酬プランもあるため、注意が必要です。
浮気調査でたとえると不倫の確証がないとき以外は、おすすめできない料金プランと言えるでしょう。
探偵の尾行は違法?
探偵が行う尾行は、探偵業法とストーカー規制法で認められているため、違法ではありません。
尾行調査の違法性について詳しくみていきましょう。
探偵業法により認められている
尾行をはじめ、張り込みや聞き込みも、探偵業法第2条で認められている調査方法です。
「この法律において「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいう。」
引用:e-Gov法令検索【探偵業の業務の適正化に関する法律】
ただし、合法的に尾行を実施するのであれば、公安委員会に申請して探偵業届出登録番号を取得しなければいけません。
認可によって、合法的に探偵業を営むことが認められます。
ストーカー規制法に抵触していない
探偵が行う尾行は、ストーカー規制法第2条にも抵触しません。
「この法律において「つきまとい等」とは、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者に対し、次の各号のいずれかに掲げる行為をすることをいう。」
引用:e-Gov法令検索【ストーカー行為等の規制等に関する法律】
ストーカーの定義は、恋愛感情や好意によるつきまといです。
探偵は業務として尾行を遂行するため、違法ではありません。
違法になるケース
探偵業届出登録番号を取得していない状況での尾行は、違法です。
他にも探偵業法や各種法令に違反することで、違法になるケースがあります。
- ストーカーや復讐・いやがらせなど、犯罪を助長するおそれがある調査
- 探偵によるGPSの設置・管理による尾行
- 不法侵入罪に抵触する尾行
- 強引な尾行など
たとえ依頼であっても、探偵がGPSの設置と管理をすれば違法です。
違法にならないためには、相談者にGPSの設置と管理をしてもらわなければいけません。
そしてGPSの情報だけを共有してもらい、探偵が尾行すればグレーゾーンです。
尾行中、他人の敷地内に無断で侵入する行為は違法です。
探偵は公道など、公共の場で尾行や撮影を実施します。
どうしても私有地への侵入が必要になるケースでは、管理者に許可を取らなければいけません。
ターゲットにバレていることに気づいているのにもかかわらず、強引に尾行を続行してしまうと違法です。
バレたら、尾行を中断して出直すことになるでしょう。
なおプロの探偵は各種法令をよく理解しているため、違法な尾行を行うことはありません。
また、探偵の尾行が違法にならない理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
バレないために探偵が実践する尾行方法のコツ
ターゲットにバレてしまうと、探偵は尾行を一時中断します。
違法調査になってしまうことはもちろん、ターゲットが警戒している状況では証拠を押さえることが難しいためです。
ターゲットや周囲にバレないように、探偵は尾行を行わなければいけません。
混雑状況に応じて、探偵は臨機応変に距離感を変えながら追跡します。
この他にもありますので、バレないために探偵が実践する尾行方法のコツをご紹介しましょう。
状況になじむ服装をする
探偵の尾行がバレないためのコツは、周囲に溶け込むことです。
立ち居ふるまいはもちろん、状況になじむ服装をしています。
一般的な探偵のイメージは、探偵ハットを被っていてロングコートを着ているかもしれませんが、そのような探偵は実在しません。
周囲に探偵かもしれないと感じる人物がいれば、それは探偵ではないと考えてよいでしょう。
また同じ服装で長時間の尾行を行えばバレるリスクが高まるため、簡単な変装もします。
メガネをかける・帽子を被る・上着を脱ぐなどして、印象を変えてカモフラージュするテクニックです。
探偵が実践する尾行方法のコツのうち、基礎的なテクニックでしょう。
複数の調査員で尾行する
探偵は2人~3人でチームを組み、交代しながら尾行します。
同じ調査員が尾行を続けてしまうと、ターゲットに覚えられてしまうためです。
万が一顔を覚えられてしまっても、交代すれば尾行を続行できます。
バレないためのコツではありませんが、複数名で尾行すれば見失いを防げるでしょう。
また尾行に手一杯でも他の調査員が撮影できる、トイレに行けるなどのメリットもあります。
複数の調査員で調査することは、探偵が実践する尾行方法のコツであり基本です。
ターゲットと目を合わせない
探偵はターゲットと目が合わないよう、足元を見ながら尾行します。
目が合ってしまうと、ターゲットに顔を覚えられてしまうためです。
また、ターゲットの警戒心を強めてしまうおそれがあります。
目を合わせないことは、探偵が実践する尾行方法のコツとして非常に重要です。
もし目が合ってしまったとしても、プロの探偵は通行人のような顔をして通りすがります。
間違っても立ち止まるようなことはしません。
アクシデントに動揺せず冷静に対応することも、探偵が実践する尾行方法のコツです。
ターゲットの視界を避ける
ターゲットの視界を避けるようにポジションを取って、探偵は尾行します。
視界にいると覚えられやすいためです。
たとえばターゲットのパーソナルスペースに踏み込まない距離をとりつつ、振り向く方向の反対側にポジションを取ります。
一般的に振り向く方向は個々にクセがあるため、ターゲットによって左右のどちらを向くのかが決まっているためです。
探偵は、ターゲットが振り向く方向の反対側のポジションで尾行するため、目が合うことを避けられます。
あえて視界に入らないことは、探偵が実践する尾行方法のコツと言えるでしょう。
尾行のコツ【車】
探偵は徒歩だけでなく、ターゲットの状況に応じて車での尾行も行います。
徒歩の場合と同じく、周囲になじむように複数名で尾行することが、バレないためのコツです。
ワンボックスやセダン・コンパクトーカー、色は白・黒・シルバーと目立ちにくい大衆車を選ぶケースが多いでしょう。
適切な車間距離を保ちながら、ターゲットの真後ろにならないよう、なるべく死角を選んで尾行します。
調査員も帽子やメガネでこまめに変装、運転を交代しながらバレることを防ぎます。
車での尾行でも、複数人での尾行はメリットが大きいです。
ターゲットが車から徒歩・電車での移動に変更した場合でも、運転していない調査員が対応できます。
車での尾行方法のコツとして、複数人で実施することはかかせません。
尾行のコツ【電車】
電車での尾行の場合、探偵はターゲットとは違うドアから入ります。
そして反対側にある向かい側の離れた席か、数人をはさんだ同じ側の席を選びます。
ターゲットの死角になる席から監視するためです。
座席に座ったら、探偵は常にターゲットの足元をチェックしなければいけません。
特に駅の直前では混雑状況を確認して、人が流れ込んできたときに備える必要があります。
ターゲットが降りたらすばやく近くに移動して、見失わないようにしなければいけません。
視界に入るだけでなく、体が接触するほどターゲットに接近することになるでしょう。
特に人が集中する駅では見失わないように意識することが、電車での尾行方法のコツです。
なお電車では女性専用の車両がありますが、女性調査員を採用している探偵事務所も多いため対応できます。
探偵・自分で尾行するリスク
ここまで探偵の尾行方法・費用・違法性・ターゲットにバレないように尾行するためのコツをご紹介しました。
尾行のコツを把握したところで、すぐに素人が実践することは難しいです。
探偵が一人前の尾行スキルを身につけるまでに、3年はかかると言われています。
しかし、費用が高すぎると感じる方は、やはり自分で尾行したいとお考えになるでしょう。
ここでは探偵に尾行を依頼するケースと、自分で行う場合のリスクを確認していきます。
探偵に尾行を依頼するリスク
まずは探偵に尾行を依頼する際のリスクをご紹介します。
悪徳業者による違法調査
悪徳業者に尾行を依頼すれば、違法調査を行う可能性があります。
違法調査で押さえた証拠は、裁判の証拠として認められません。
また、違法の事実を知っていた依頼者が共犯になってしまうおそれもあり、刑法に問われるリスクがあります。
悪徳業者へ依頼するリスクは非常に大きいです。
リスクを抑える方法として、信頼できる探偵事務所へ依頼しなければいけません。
信頼できる探偵事務所として最低限のポイントは、以下の通りです。
- 依頼実績が豊富
- 口コミがよい
- 探偵業届出登録番号を取得している
- 行政処分歴がない
- 契約内容の説明を徹底している
- 親身になって寄り添ってくれる
行政処分歴については、今すぐインターネットで調べてください。
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失敗する可能性が0ではない
ベテランの警察や医師が失敗するように、プロの探偵が失敗する可能性もあります。
しかしよほどのアクシデントがなければ、失敗はしないと考えてよいでしょう。
失敗を繰り返すようでは、プロの探偵として失格です。
そうは言っても探偵は経験や知識が豊富にあるため、ターゲットの警戒レベルを瞬時に判断して臨機応変に対応できます。
素人よりも成功率が高くなることは、言うまでもありません。
探偵の尾行がターゲットにバレてしまう原因の大半は、依頼者の言動にあります。
ふだんと違う言動から不貞がバレたと感じ取り、ターゲットは警戒レベルを高めてしまうでしょう。
その結果、探偵でも証拠をつかみにくくなってしまい、最悪ターゲットにバレてしまいます。
調査中はいつもしないような言動は慎み、ふだん通りにパートナーと接してください。
なお、探偵の尾行が違法にならない理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
費用が高い
費用が高いことは、探偵に尾行を依頼するもっとも大きなリスクです。
地道な尾行は手間と時間がかかるため、料金も高額になります。
料金を支払うかわりに、裁判で確実性の高い証拠として認められやすい調査報告書を作成してもらえます。
裁判の証拠はもちろん、調査報告書を手にすれば離婚の主導権も握れる可能性は高くなるでしょう。
パートナーが有責配偶者と裁判所に認定されれば、一定のケースをのぞきパートナーから離婚を切り出せなくなります。
探偵への依頼は費用が高い代わりに、調査報告書を作成してもらうことにより法律面で有利になりやすいです。
なお料金を抑える方法として、いくつかのコツがあります。
- ターゲットの行動パターンなどの情報を探偵に提供する
- 複数の探偵事務所で相見積りを行う
- できれば複数の料金プランでも相見積りを実施する
どれも依頼者ができることですので、探偵に依頼するのであれば実践してください。
自分で尾行するリスク
探偵に尾行を依頼するリスクもないわけではありません。
しかし重視したいのは、自分で尾行を行うリスクです。
パートナーにバレてしまうだけがリスクではありません。
裁判で使えなかった、法令に抵触して訴えられてしまったなど、思わぬリスクに見舞われてしまうおそれがあるため注意してください。
バレる可能性が高い
自分で尾行する際のリスクは、探偵に比べてバレる可能性が高くなることです。
素人は、探偵のような尾行スキルを持ち合わせていません。
またターゲットに顔を知られているため、たとえ一瞬でも見られたらバレてしまいます。
不倫を目の当たりにして感情的になってしまい、みずからバラしてしまうケースもあるでしょう。
証拠を集めるために尾行していたのに、浮気相手と一緒にいるパートナーを問い詰めてしまう失敗例は少なくありません。
調査が失敗に終わるだけでなく、バレてしまえば夫婦仲も悪くなります。
バレて夫婦仲が悪くなってしまうことは、探偵に依頼した場合でも同じです。
しかしバレる可能性については、自分で尾行をしたほうが圧倒的に高いことは言うまでもありません。
証拠集めに時間と手間がかかる
また証拠集めに時間と手間がかかることは、自分で尾行する際のリスクです。
不倫の事実を知ってから3年以内に慰謝料の請求を行わなければ、時効になります。
慰謝料請求が裁判で認められるためには、質のよい証拠が多く必要です。
探偵に依頼すれば、一般的に1ヶ月~2ヶ月で調査報告書やDVDなどを揃えることができます。
自分で証拠を揃える場合、どのくらいの時間がかかるのかは予想できません。
証拠集めをしている間に本気の不倫になってしまい、パートナーから別れを切り出されてしまうおそれもあります。
慰謝料の時効や本気の不倫になってしまうことを阻止するために、スピーディな証拠集めが求められるでしょう。
精神的な負担以外にも、時間と手間がかかってしまうことも自分で尾行するリスクとして意識すべきです。
違法調査をしてしまうおそれがある
違法な調査で得た証拠は、裁判で使えない・法令に抵触して訴えられてしまうリスクがあります。
自分で尾行する際、数多くの法律があることを理解し、守りながら調査しなければいけません。
たとえばGPSを使った尾行では、夫婦の共有財産である車への設置は禁止されていません。
しかしパートナーに無断でカバンにGPSをしこむと、プライバシーの侵害に問われてしまいます。
スマホにGPSアプをインストールすれば、不正アクセス禁止法または不正指令電磁的記録供用罪に問われかねません。
他人の敷地で撮影を行えば、不法侵入罪に問われます。
これらの違法行為に科せられる罰則は、以下の通りです。
- プライバシーの侵害:3年以下の懲役または10万円以下の罰金
- 不正アクセス禁止罪:3年以下の懲役または100万円以下の罰金
- 不正指令電磁的記録供用罪:3年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 不法侵入罪:3年以下の懲役または10万円以下の罰金
素人で法律を理解している方はほとんどいませんが、自分で尾行するリスクは非常に大きいのです。
探偵は尾行に関する法律を理解し、違法にならないように尾行しています。
素人との大きな違いと言えるでしょう。
なお、探偵の尾行が違法にならない理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
参照:民法 | e-Gov法令検索 不正アクセス行為の禁止等に関する法律 | e-Gov法令検索 刑法 | e-Gov法令検索
ここまでの解説の通り、探偵に尾行を依頼したほうがさまざまなリスクを回避できます。
そこで優良探偵事務所のご利用を、検討してみてはいかがでしょうか。
以下は探偵業届出登録番号を取得済で、実績豊富な探偵事務所のためおすすめです。
口コミでも評判の探偵事務所のため、安心して尾行や調査を任せられます。
相見積りを行い、料金を抑えられる探偵事務所はどこなのかを比較して決めることをおすすめします。
探偵に尾行をサポートしてもらえるサービス
探偵に尾行を依頼したほうがよいとわかっていても、やはり料金を抑えたいとお考えの方もいるでしょう。
自分で調査を行いたいという願いを実現するために、尾行をサポートするためのサービスを提供する探偵事務所をご紹介します。
総合探偵社クロル
参照:総合探偵社クロル
総合探偵社クロルは、探偵が尾行をする通常のサービスのほか、依頼者が調査に加わる料金プランを提供しています。
自分で行う調査プランは、以下の2つです。
- 一緒に調査プラン
- セルフ調査プラン
一緒に調査プランは、素人ができる調査とプロに任せたほうがよい調査を切り分けて調査を実施するサービスです。
自分が調査に加わることにより、リーズナブルな料金で調査を成功へ導けます。
きちんとした証拠がほしいけれど、料金を抑えたい方に適しているでしょう。
セルフ調査プランは、尾行のノウハウや探偵学校での学習内容を教えてもらえるサービスです。
自分で行う尾行をサポートしてもらえるため、素人でも安心して調査にチャレンジできます。
一緒に調査プランよりも、料金を抑えることができるでしょう。
自分で尾行したいけれど、法律がよくわからないという方にも適しています。
尾行の有料サポートをご紹介しましたが、クロルでは無料で探偵の尾行方法について質問が可能です。
自分で尾行したい方は、クロルに相談してみてはいかがでしょうか。
あい探偵
参照:あい探偵
自分で尾行するために、GPSを使いたい方もいるはずです。
あい探偵では、GPSのレンタルを1時間あたり2,500円で行っています。
GPSの設置方法や、市販のGPSでは不可能な使い方まで相談できるため安心です。
自分で尾行してみて難しそうだったら探偵に依頼を相談できることも、あい探偵でGPSをレンタルするメリットです。
市販品ではバッテリーの持ちがよくありませんが、探偵事務所のGPSはプロが提供するサービスのため質もよいでしょう。
もちろん探偵に依頼を検討している場合も、GPSを併用すれば費用を抑えやすくなります。
GPSのレンタルを検討したい方は、あい探偵の無料相談をご利用ください。
まとめ
探偵の尾行方法から、料金・違法性・バレないために探偵が実践する尾行方法のコツまで解説しました。
プロの探偵は違法な尾行を行いません。
尾行方法のコツまで解説しましたが、素人が同じように行うことは難しいです。
探偵に依頼しなければ調査報告書が手に入らないため、裁判を目的とした方はプロに依頼した方が安心です。
不倫の事実を知りたいだけの方・自分で尾行したい方・GPSを使いたい方は、自分で調査を行う探偵のサービスを利用できます。
裁判で使いたいけれど料金を抑えたいという方も、相見積りをしながら探偵事務所に相談してみてはいかがでしょうか。