「探偵と弁護士の連携は違法なの?」
「非弁連携による紹介料を受け取りは違法?弁護士法27条の内容は?」
弁護士提携を行う探偵に依頼したい方は、このような疑問を抱えていませんか。
探偵と弁護士の連携は違法ではありません。
ただし弁護士法27条では非弁護士による連携の違法行為が定められています。
ここでは探偵と弁護士の連携や、紹介で違法になるケースをご紹介します。
また弁護士連携の探偵選びの注意点や連携している探偵事務所もご紹介しましょう。
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探偵事務所の提携弁護士とは?
提携弁護士とは、探偵事務所と協力体制を築いている弁護士です。
依頼者のトラブルや問題解決のため、探偵は証拠をつかみます。
一方、探偵には認められていない法的措置の代理や法律事務は、弁護士へ依頼しなければいけません。
証拠をつかんだ後、提携弁護士がいればスムーズに問題を解決へ導くことができます。
提携弁護士は、探偵にとって依頼者の問題を解決するためのパートナー的存在といえるでしょう。
探偵と弁護士の関係性
依頼者が希望すれば、提携弁護士を紹介してもらえる探偵事務所は少なくありません。
慰謝料請求や訴訟を起こしたいとき、知り合いの弁護士を紹介してもらえます。
探偵と弁護士は、協力しあうことでお互いに足りないものを補い合える関係性です。
問題やトラブルの解決のために、探偵と弁護士が協力すれば依頼者の期待に応えやすくなるでしょう。
探偵は尾行などの調査で証拠をつかみますが、弁護士照会のほうが適切な情報が得られると考えられるケースがあります。
このようなとき、探偵は弁護士に協力を求めるでしょう。
逆に証拠が弱く、裁判では勝てないと判断した場合、弁護士は探偵に協力を求めます。
探偵と弁護士の足りないものを補う関係性により、依頼者の問題をスムーズに解決へ導けるのです。
探偵と弁護士の提携は違法なの?
探偵と弁護士が提携することは、違法ではありません。
提携している弁護士を紹介する探偵事務所がありますが、問題のない行為と考えてよいでしょう。
探偵はトラブルに関する証拠をつかみ、弁護士は法廷でターゲットを訴えてトラブルを解決へ導きます。
双方の役割によって依頼者のトラブルをスムーズに解決できることが、探偵と弁護士が提携するメリットです。
ただし提携していれば何をしてもよいわけではありません。
こちらについて引き続き解説していきます。
なお弁護士と提携している探偵事務所は、AKI探偵事務所です。
相談者の希望に応じて弁護士を紹介してもらえるため、トラブルを解決に導いてもらえます。
トラブルを解決したい方は、相談を検討されてみてはいかがでしょうか。
弁護士法27条では非弁連携による紹介料・名義の悪用は違法
弁護士法27条では非弁護士との提携を禁止していますが、すべてのケースに該当するわけではありません。
「第二十七条 弁護士は、第七十二条乃至第七十四条の規定に違反する者から事件の周旋を受け、又はこれらの者に自己の名義を利用させてはならない。」
引用:弁護士法 | e-Gov法令検索
- 弁護士が探偵に紹介料を支払う約束をして事案を引き受ける
- 弁護士の名義を探偵に利用させて法律相談などを行わせる
連携によるこれらの行為は、弁護士法27条に抵触するため違法です。
金銭のやりとりが発生しない探偵と弁護士の提携や紹介は、問題ありません。
しかし第三者からは紹介料が発生することはわからないため、紹介はグレーゾーンといえるでしょう。
第72条~第74条は、弁護士のみに許されている行為を、弁護士以外の者が行う非弁行為です。
非弁行為は弁護士法77条1号により、探偵と弁護士に2年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられます。
非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止等
弁護士法第72条では弁護士資格をもたない者が、報酬を目的とした法律事務はできないことが定められています。
法律事務とは、たとえば以下のような弁護士だけにしか認められていない行為です。
- 法律相談
- 示談交渉の代理
- 調停代理
- 訴訟代理
探偵が法律事務を行った場合は、非弁行為として違法です。
弁護士法77条3号の、2年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられます。
弁護士法第73条では、譲り受けた権利の実行を業とすることを禁止しています。
探偵とは関係ない可能性が高いですが、非弁行為として違法です。
弁護士法77条4号では、同3号と同じ罰則が科せられます。
非弁護士の虚偽標示等の禁止
弁護士法第74条では、弁護士資格を持たないものが、弁護士や法律事務所の商標をしてはいけないことが定められています。
報酬の有無に関係なく、探偵事務所の名称に弁護士や法律事務所の単語を含めば違法です。
弁護士を連想させてしまうため、非弁行為と言えるでしょう。
第2項では、利益を得る目的で弁護士や法律相談ができるなどの記載を禁止しています。
第3項では、弁護士法人と間違えないように、類似する名称をつけることも非弁行為として禁止です。
弁護士法77条の2号に違反した場合は、100万円以下の罰金が科せられます。
弁護士提携の探偵選びの注意点
ここまでの解説をまとめると、探偵と弁護士の連携は問題ありません。
ただし以下のような非弁連携・非弁行為を行えば違法になります。
- 探偵が弁護士を紹介して報酬を得る
- 探偵が弁護士の業務を行う
- 報酬を目的として弁護士だけに認められる法律業務を探偵ができるとうたう
- 報酬の有無にかかわらず弁護士や法律事務所を含む商標を探偵が行う
探偵選びの注意点として、覚えておきましょう。
この他にも、弁護士との提携を行う探偵選びの注意点があります。
弁護士との提携は探偵事務所の信頼性には関係しない
結論を言えば、弁護士との提携をしていても、していなくても探偵事務所の信頼性には関係ありません。
探偵選びでは、弁護士提携に左右されすぎないことが注意点です。
中にはイメージアップを図るために、弁護士提携をうたう探偵事務所があるかもしれません。
一方依頼者の利便性を考えて、少しでもスムーズに問題解決ができるように、弁護士の紹介を行う探偵事務所があることも事実です。
弁護士との提携をうたっていたとしても、冷静な視点をもち探偵選びを行ってください。
「安く弁護士を利用できる」とうたう探偵事務所に注意
弁護士法第74条では、弁護士資格を持たないものが、弁護士や法律事務所の商標をしてはいけないことが定められています。
報酬の有無に関係なく探偵事務所の名称に、弁護士や法律事務所の単語を含めば違法です。
弁護士を連想させてしまうため、非弁行為と言えるでしょう。
第2項では、利益を得る目的で、弁護士や法律相談ができるなどの記載を禁止しています。
第3項では、弁護士法人と間違えないよう類似する名称をつけることも、非弁行為として禁止です。
弁護士法77条の2号に違反した場合は、100万円以下の罰金が科せられます。
探偵だけでなく弁護士の情報や対応・口コミを確認する
弁護士提携は単なるイメージですので、探偵事務所の信頼性はわかりません。
探偵選びの注意点として、依頼前にどのような探偵事務所・弁護士なのかについてよく調べることが大切です。
探偵事務所や弁護士でチェックすべきポイントは、以下のとおりです。
- 探偵業届出登録証明書・法務大臣認定の弁護士資格
- 事務所の実態
- 実績
- 処分歴
- 相談時の対応
- 口コミ
できるだけたくさんの情報や口コミから、トータル的に判断してください。
弁護士提携の探偵選びを簡単に済ませる方法
上項の解説のとおり、徹底して探偵選びを行わなければ、失敗するリスクがあります。
しかし探偵事務所を自分で決めるのが不安という方もいるでしょう。
このような方は安心探偵.comがおすすめです。
実態や一定の調査実績があり、処分歴がない優良探偵事務所を、無料で紹介してもらえます。
紹介してもらったら、探偵と弁護士の相談時の対応や口コミをチェックしましょう。
納得できればそのまま契約、気に入らなければ安心探偵.comを通じて断ることもできます。
弁護士提携の探偵選びでの手間を減らし、簡単にできる方法ですので、ご検討されてみてはいかがでしょうか。
弁護士と提携するおすすめの探偵事務所4社
自分で探偵選びを行いたい方もいるでしょう。
上項の条件をクリアしており、弁護士と提携するおすすめの探偵事務所を4社ご紹介します。
総合探偵社AMUSE(アムス)
参照:株式会社AMUSE
総合探偵社AMUSE(アムス)は、ベテラン調査員の在籍・こまめな調査報告・業界最低水準の低価格で評判です。
相談者の状況に応じて、夫婦カウンセラーや提携弁護士の紹介を利用できます。
充実したアフターケアによって、相談者の悩みが解決するまでサポートしてもらえます。
口コミでも評判が高く、おすすめの探偵事務所です。
総合探偵社AMUSE(アムス)の口コミ
価格面、調査面、は聞いていた評判とおりよかったのでここでは省きます。 そのなかでも、自分がここを使ってよかったなぁと思える部分は対応の良さですね。 本当に【親身になって】という言葉がぴったりでした。 やはり普段人に言えないような内容の相談なので、最初は少しこちらも話すのに緊張していましたが、 親身になって相談に乗ってくれたおかげで色々気持ちが楽になりました。 調査中、調査後のメンタルケアもしてくれ至れり尽くせりです。
引用:Googleマップ|総合探偵社AMUSE(アムス)の口コミ
AKI探偵事務所
参照:AKI探偵事務所
AKI探偵事務所は、柔軟な対応力・明確な料金プラン・調査技術の高さで評判です。
誠実な姿勢や高い調査力、良心的な料金など、トータルバランスがよいことからおすすめの探偵事務所でしょう。
証拠をつかんだ後、どうすればよいのかを相談できるだけでなく、必要であれば提携弁護士を紹介してもらえます。
AKI探偵事務所の口コミ
調査中はご無理を言って大変ご迷惑をおかけしましたが、柔軟に対応していただき感謝しています。
現在、ご紹介いただいた弁護士さんと調停を進めているところです。
またご報告させていただきます。
引用:AKI探偵事務所の口コミ
あい探偵
参照:浮気調査専門のあい探偵
あい探偵は、バレずに行う調査力・報告書の質・悩みに寄り添う力で評判です。
相談者の悩みに寄り添い、高い調査力で悩みを解決するための証拠をつかんでもらえることから、おすすめの探偵事務所です。
全国80のフランチャイズ経営をしており、必要に応じて顧問弁護士がいないエリアでもアドバイスがもらえます。
あい探偵 宇都宮支社の口コミ
約半年にも及ぶ長期戦となり、心身共に相当疲弊しましたが、質の高い調査能力と依頼者へ寄り添う相談員さん達に支えられ、証拠を掴むことができました。これから浮気相手との慰謝料交渉や夫との話し合いをしますが、今後の道筋は見えています。泣き寝入りせずに、勇気を出し依頼して本当に良かったです。
引用:Googleマップ|あい探偵の口コミ
総合探偵社クロル
参照:総合探偵社クロル
総合探偵社クロルは、高い調査力とムダな調査による料金で悩んでいる方に評判です。
探偵の常識ではなく相談者主体で相談や依頼ができるため、探偵の依頼で不満を抱いている方におすすめの探偵事務所でしょう。
調査報告後、必要に応じて提携弁護士や司法書士・カウンセラーの専門家も紹介してもらえます。
総合探偵社クロル埼玉の口コミ
この度は浮気調査をして頂きありがとうございました。
調査報告書を見てやっと知ることのできた真実に安心すると同時に、不倫が本当だったと落ち込みました。家族の事もあり、今後どうするかまだ迷っていますが、法的証拠を手にすることができたので、弁護士さんと話を進めていこうと思います。
また調査以外にも今後の生活や、精神的サポートもして頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
引用:探偵ちゃん|総合探偵社クロルの口コミ
まとめ
探偵と弁護士との提携は問題ありませんが、非弁連携や非弁行為に該当すれば違法です。
注意点を意識して、弁護士提携を行う探偵事務所を選びましょう。
弁護士提携の探偵選びでは、無料相談で対応をチェックし、相見積で費用相場を確認してください。
手間を惜しまないことが契約における成功の鍵といえるでしょう。
弁護士提携を行う探偵事務所は、依頼者が希望すれば調査終了後に弁護士へ依頼できます。
無料相談時や調査終了後に、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。