探偵の人探し調査はどうやって行われる?依頼の流れや費用相場について解説

探偵の人探し調査はどうやって行われる?依頼の流れや費用相場について解説

「探偵がする人探しはどうやって行われているの?」

「探偵に人探しを依頼する流れを知りたい」

人探しを依頼したい方にとって、探偵による人探し調査がどうやって行われるか気になる方も多いのではないでしょうか。

探偵事務所による人探し調査は、特定の人物の居場所や連絡先を探し出す調査です。

探偵は独自のネットワーク、長年培った経験とノウハウを駆使して人探しを行います。

本記事では、探偵による人探しはどうやって行われているのか、依頼した時の流れや費用相場について解説します。

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目次

探偵事務所が行う人探し調査とは

探偵事務所が行う人探し調査とは

探偵事務所が行う人探しでは、主に対象者の所在と行方を調査します。

探偵事務所が行う人探し調査は、犯罪行為に該当しない限り、基本的に幅広く対応可能です。

たとえば、初恋の相手や金銭を貸して失踪した知人など、私情が絡む調査の場合も依頼ができます。

一方、警察による行方不明者の捜索は、主に対象者への危険性や事件性がある場合に行います。

具体的には、ストーカー被害や未成年の家出、子どもや高齢者の失踪など事件性が疑われる案件などです。

警察による人探しは、限定的である点を理解しましょう。

探偵による人探しの成功率

探偵に人探しを依頼した場合の成功率は、約7090%と高い比率となっています。

一方、人探しを警察に依頼した場合の成功率は40%程度です。

探偵による人探しは、対象者の情報量が多いと成功率が高まる可能性が高く、個人にはできない調査を徹底的に行います。

しかし、人探し調査成功率が100%に近い高水準を謳う探偵事務所には注意が必要です。

探偵事務所の成功率だけでなく、信頼できる探偵事務所なのか無料相談時に自分で確かめたうえで依頼しましょう。

また、人探し成功のボーダーラインは失踪後1週間以内といわれています。

なぜなら、失踪後1週間を経過すると発見率が一気に下がるためです。

成功率を少しでも高めるために、失踪後は早めに人探しを依頼するとよいでしょう。

探偵はどうやって人探しをしているの?

探偵はどうやって人探しをしているの?

さまざまな理由や背景をもつ依頼者から人探しを受ける探偵は、一体、どうやって調査しているのか気になる方も多いでしょう。

探偵による人探しの調査方法4パターンについて解説します。

対象者の私物を確認する

探偵が人探しをする際は対象者の私物を確認します。

なぜなら、対象者の自宅から持ち出された私物から失踪者の意図がつかみやすいためです。

たとえば、印鑑や通帳、下着など生活に必要なものを持ち出している場合は、意図的に家出した確率が高くなります。

一方、自宅から私物を持ち出していない場合は、犯罪に巻き込まれた可能性が考えられるでしょう。

事件性が疑われる場合は、警察に捜索願を提出した方が成果につながりやすいケースも考えられます。

対象者のSNS、パソコン・デバイスを確認する

探偵は、人探しするうえで対象者のSNSやパソコンなどのデバイスを確認します。

なぜなら、メールやアプリ、電話などの履歴から対象者の行方を追える可能性が高いためです。

また、探したい人のスマホやパソコン、SNSなどを確認すると、対象者の友人・知人関係を割り出すことができます。

実際に、SNSにアップされていた写真から所在地を特定し、対象者を見つけ出すケースもあります。

探したい人のスマホやパソコンなどのデバイスを提供してもらうためには、家族や親族などの協力が必要です。

張り込み・尾行・聞き込みなど失踪時の現場を調査する

探偵による人探しは、対象者の勤務地や出没頻度が高い場所などで張り込み調査を行うことも少なくありません。

地道な聞き込みや張り込み、尾行調査は正確な情報を入手するうえで、メジャーな探偵の調査方法のひとつです。

現場の調査は、時間も体力も必要です。

特に、聞き込み調査は、対象者の知人や友人に対して怪しまれずに情報を収集するスキルが求められます。

仮に、自力で人探ししようとSNSなどから周辺情報を入手する際、対象者の知人や友人への連絡で不審に思われるリスクが高いです。

人探しのプロである探偵事務所に依頼することが賢明でしょう。

独自のデータ情報から分析結果を活用する

探偵事務所では、有料の会員制データベースや独自のデータ情報から分析結果を活用して、対象者を探します。

たとえば、OSINTの活用や電話帳や住宅地図などのオープンソースを利用した調査などです。

※OSINT(「Open Source Intelligence」の略称)とは、インターネットなど一般公開されている情報を集め、分析結果を活用する手法

ただし、情報ソースを利用する場合、データベースを確認するとすぐ対象者が見つかるわけではありません。

探偵は、データベースなど適切なツールを活用して点となる情報を集めていきます。

探したい人に関する細かな情報を集めて点と点を結び、最終的に線となるように多くの情報から、対象者の所在を明らかにしていくことは探偵にとって重要なスキルです。

探偵は、ここまで解説した4つの調査方法をかけ合わせて、対象者の居場所の候補を地道に割り出します。

人探し調査の費用内訳

人探し調査の費用内訳

人探し調査の費用内訳として、おもに着手金と経費があります。

相場も含め、着手金と経費について解説します。

着手金(基本料金)

調査を開始するための費用である着手金の相場は5万円から50万円程度です。

基本料金は探偵事務所によって異なり、調査方法などでも変動します。

人探し調査は、着手金の支払い後に開始されます。

経費

一般的に、経費は調査にかかる必要な費用として別途請求されます。

経費の内訳は、おもに調査にかかる交通費や宿泊費、データ検索料などです。

探偵による人探し調査の料金体系

探偵による人探し調査の料金体系

探偵に人探しを依頼する際の料金は、プランや難易度によって変動します。

一般的に、基本料金にプラスして成功報酬を支払うプランが多く、調査料が追加されることがあります。

人探しの料金形態は探偵事務所によって異なるため、調査を依頼する際は、契約前に料金体系などの必要事項をよく確認して見積もりを取りましょう。

時間料金

探偵の人探しにおける時間料金とは、調査員1人につき1時間あたりの調査費用が決まっているタイプの料金体系です。

時間料金の相場は、調査員1名1時間で1~2万円前後のケースが多く、調査員の技術水準や人員数、調査の難易度によって変動します。

探偵による人探しの平均期間は10日~2週間となっています。

対象者に関する情報が多く、居場所が絞られている場合は、短い期間で見つかる可能性が高く、時間料金制は最適です。

ただし、調査が難航して、調査員や調査時間が増加してしまうと費用が高くなってしまうでしょう。

定額料金

探偵に人探しを依頼したときの料金体系に定額のパック料金プランがあります。

定額料金は、調査員の人件費・機材・車両などの調査に必要な料金が基本料金込みで価格が変動しないプランです。

一般的な定額料金プランは、20時間で30万円、30時間で40万円など複数の料金設定がされています。

定額料金プランは、追加料金が発生しないため、調査期間が長引く場合に最適です。

ただし、短期間で対象者が見つかった場合は、相対的に費用が高くつくことがあるため、状況に合わせてプランを検討しましょう。

成功報酬料金

成功報酬とは着手金を支払い、人探しの成果に応じて調査の目的が達成された際に追加で料金を支払う料金体系です。

成功報酬料金制の相場は通常の調査より高く、10万円から100万円程度となっています。

数十年以上前に失踪した人物を探すなど情報が極端に少ない場合、依頼者にとってリスクが低い選択肢として費用を抑えられるでしょう。

成功報酬プランは調査員の人数や調査期間を臨機応変に変更が可能です。

費用よりも対象者が見つかることを最優先に考える方に最適です。

中には、着手金0円で成功したときのみ料金が発生する「完全成功報酬制」を導入している探偵事務所もあります。

ただし、成功の定義は探偵事務所によって異なるため、成功報酬が発生する条件について確認しておくことが大切です。

人探し調査の難易度別の料金相場

人探し調査の難易度別の料金相場

人探し調査の難易度別の料金相場について解説します。

事前に打ち合わせで調査の目的や期待される成果について確認し、調査の透明性を保ち、不当な料金請求を避けるために相場を把握しておきましょう。

難易度が低いケース|3~30万円

人探し調査の難易度が低い場合は約3~30万円が相場となっています。

依頼時の探したい人物に関する情報量によって料金が変動します。

たとえば、最近連絡が取れなくなった知人や親しい人を探す場合は、関係性が濃く、情報量が多いケースなどは費用が低くなりやすいでしょう。

<人探し調査の難易度が低い・費用が低額になるケース>

  • 調査するエリアが限定的
  • 調査対象者に関する事前情報が豊富
  • 依頼者と調査対象者との関係性が濃い

難易度が高いケース|150万円以上

人探し調査の難易度が高い場合は150万円以上が相場となっています。

身を隠しているなど、調査対象者に関する事前情報が少ない場合、調査員の数や調査時間が増え、費用が高額になってしまいます。

<人探し調査の難易度が高い・費用が高額になるケース>

  • 調査エリアが広範囲にわたる
  • 調査対象者に関する事前情報が少ない
  • 依頼者と調査対象者との関係性が薄い

人探しを依頼するときにあると望ましい情報

人探しを依頼するときにあると望ましい情報

人探し調査では、所在や行方をつかむヒントとなる探したい人に関する情報量が成功率を高めるポイントです。

以下の人探し調査であると望ましい情報を基本情報として、探偵による人探し調査でよくある状況別に必要な情報をそれぞれ紹介します。

<人探し調査であると望ましい情報>

  • 年齢
  • 性別
  • 名前
  • 住所
  • 勤務先や学校
  • 交友関係
  • SNSのアカウント など

家出や失踪した場合

最近発生した家出や失踪などに関する人探し依頼を受けた場合、探偵は調査対象者の私物を確認します。

なぜ家出や失踪にいたったのか、本人の意図をつかむヒントを得るために私物や行動パターン、当時の情報から行方を調査します。

<家出や失踪した場合の人探し調査で有効な情報>

  • 容姿や体格がわかる写真
  • ネットの検索履歴
  • 普段の行動パターン
  • 携帯番号やメールアドレス
  • 行方がわからなくなった日時、場所、服装や髪形
  • 出身地や対象者がよく行くゆかりのある場所
  • 部屋に残されたレシートや領収書
  • 対象者の所有する自転車やバイク、車種や特徴(失踪と同時になくなっている場合)

トラブルに巻き込まれた可能性がある場合

トラブルに巻き込まれた可能性がある場合の人探しで有効な情報は、銀行口座やカードの使用履歴などプライベートに関する情報です。

トラブルの原因は、お金や恋愛などの人間関係のもつれであることが多く、プライベートな情報が必要なため、調査には対象者の親族の協力が不可欠です。

実際に、対象者の銀行口座やクレジットカード・携帯電話の使用履歴を取得するために必要な手続きを親族に依頼するケースがあります。

<トラブルに巻き込まれた可能性がある場合の人探し調査で有効な情報>

  • 銀行口座やクレジットカードの履歴
  • 携帯電話の通話履歴
  • 自宅から持ち出された私物

音信不通になってしまった場合

音信不通になってしまった場合の人探し調査では、年齢、性別、名前、住所、勤務先や学校、交友関係、SNSのアカウントなどの基本情報のほか対象者の嗜好がわかる情報があると有効です。

もし、SNSの更新が止まっていてもアカウントもひとつの情報として集めておくとよいでしょう。

<音信不通になってしまった場合の人探し調査で有効な情報>

  • 共通の知人
  • 対象者の趣味や習い事
  • 結婚に関する情報
  • 容姿がわかる写真

訴訟の相手やお金を貸している場合

訴訟の相手やお金を貸している場合、現在の住民票や戸籍謄本、プロバイダ情報などの照会を行うことがあります。

探偵事務所では、法律違反とならないように弁護士や行政書士などの専門家と連携して調査することも可能です。

<訴訟の相手やお金を貸している場合の人探し調査で有効な情報>

  • 年齢、性別、名前、勤務先、SNSアカウント
  • 過去住居の住所
  • 出身校
  • 住民票
  • 戸籍情報など

探偵に人探しを依頼するときの流れ

探偵に人探しを依頼するときの流れ

実際に探偵に人探しを依頼する際はどのような流れで進んでいくのでしょうか。

探偵に人探しを依頼するときの流れを順に解説します。

  1. 探している人の情報整理
  2. 探偵に相談無料相談
  3. 面談・プラン提案
  4. 契約・打ち合わせ
  5. 調査報告

①探している人の情報整理

探偵に人探し調査を依頼する前に現時点で把握している情報をまとめておきましょう。

なぜなら、対象者に関する情報が多いと成功率が上がり、所在や行方を調査しやすくなるためです。

あると望ましい情報に関しては、本記事の前章でお伝えした「人探しを依頼するときにあると望ましい情報」を参考にしてください。

②探偵事務所選び・無料相談

探偵事務所へ依頼する人探し調査は、多くの場合、無料相談から始まります。

事前に電話やメールなどで相談しておくと、依頼内容が整理しやすく、スムーズに依頼を進められます。

依頼内容を正確に探偵へ伝えるためにも、相談前に以下の点もまとめておきましょう。

  • ターゲットに関する情報
  • 依頼する理由や事情
  • 確認したいことなどの依頼内容

探偵事務所選びにお悩みの方は、「大手探偵事務所おすすめランキング15社!探偵の選び方まで徹底解説」を参考にしてください。

③面談・プラン提案

面談時には、調査内容や項目の説明があり、費用やプランの見積もり額を提示されます。

無料相談や面談までは匿名でも可能ですが、契約時には匿名・偽名は厳禁です。

匿名や偽名での契約は違法となるため、探偵事務所への相談や面談までであることに注意しましょう。

④契約・打ち合わせ

費用の見積もり額に納得でき、探偵への人探し調査を依頼する場合は契約を交わします。

依頼者が契約違反していない証明として実名で誓約書を記入します。

契約後は、調査の方法などについて具体的に打ち合わせを行うため、依頼主は、知る限りの詳しい情報を探偵に伝えることが大切です。

対象者に関する情報が多いと、調査期間の短縮や費用の節約につながります。

⑤調査報告

人探し調査が完了すると、詳しい調査報告が行われます。

調査が難航して期間を要する場合は、途中経過の報告が行われることが多く、現時点の状況や調査の中で知り得た事実などを伝えられます。

依頼主に確認したい情報などについては協力が要請されることもあるでしょう。

探偵の人探し調査に関するよくある質問

探偵の人探し調査に関するよくある質問

探偵の人探し調査に関するよくある質問についてまとめました。

プロの探偵による人探しでも見つからないケースはある?

7~9割の成功率を誇るプロの探偵による人探しでも見つからないケースはあります。

プロの探偵による人探しでも見つからないケースは、対象者が意図的に身を隠しているケースや、海外に逃亡しているケースなどです。

探偵に人探し調査の依頼を断られてしまうケースは?

探偵に人探し調査の依頼を断られてしまうケースは、DVやストーカーなど、犯罪につながる恐れがある依頼です。

探偵は、DVやストーカー目的の調査を請けてはならないことが探偵業法第7条に定められています。

違反対象の調査結果を依頼者へ譲渡した場合、営業停止や廃止などの罰則があり、依頼が法に触れる内容でないかを探偵は慎重に判断しています。

仮に事実を隠して依頼しても、調査の過程で判明することが多く、発覚した場合には調査が中止され、その際、依頼者の契約違反とみなされ、調査費用の支払いが求められるため注意が必要です。

探偵による人探しは名前だけでもできる?

探偵による人探しは情報が名前だけでも依頼が可能です。

探偵は、対象者と出会った場所や状況、体格、話し方など、質問から得られる些細な情報を頼りに調査を行います。

探偵は、偽名である可能性も考慮して調査を進めるため、知っている名前が本名か怪しい場合も探偵に相談してみるとよいでしょう。

実際に、名前だけの限られた情報で探偵へ人探しを依頼する事例は以下のとおりです。

<名前だけで探偵への人探し調査依頼事例>

  • 恩師へお礼がしたい
  • 初恋の相手の現状を知りたい
  • 結婚相手の素性を調べたい
  • 片思いしていた店員の新しい職場を知りたい
  • SNSで出会った交際相手と音信不通になって連絡を取りたい

探偵に依頼する人探し調査を安くするコツは?

人探しは情報が多ければ本人を特定しやすいため、早く見つかるほど費用も安くなります。

人探しを依頼する際にあると望ましい情報は、名前・生年月日・顔写真のほか、勤務先、住所、友人、失踪時の状態や服装などです。

<人探し調査を安くするポイント>

  • 捜査期間が短い
  • 調査員が少数(1~2名)
  • 想定の捜索範囲内で依頼する

そのほか、お金をかけずに人探しを行いたい場合は、警察に捜索願を出す方法もあります。

ただし、警察は事件性がある場合に人探し調査をするため、「旧友や初恋の相手に会いたい」などの個人的な理由では依頼が難しいことは留意しましょう。

人探しは信頼できる「原一探偵事務所」へ

原一探偵事務所のTOP画像

参照:原一探偵事務所

人探し・失踪人調査は、全国対応可能な原一探偵事務所がおすすめです。

調査実績49年の原一探偵事務所は、料金設定後の追加料金はなく、明確な料金提示のもと調査を行います。

また、経験20年以上のベテラン調査員も多数在籍し、TV番組からの依頼案件も多数解決しています。

さらに、専門の資格を持つカウンセラーによるアフターケアも充実しており、女性でも安心して依頼できる探偵事務所です。

まとめ

今回は、探偵がどうやって人探しをしているか知りたい方に向けて具体的に解説しました。

探偵による人探しは、独自のデータ情報の活用や、聞き込みや私物確認など地道な現場調査とかけ合わせて行います。

探偵による人探しの成功率を高めるために、本記事で紹介した人探しを依頼するときにあると望ましい情報を状況別に把握しておくことがおすすめです。

また、自力で集められる情報は、事前にまとめておくことで調査費用を抑えることにもつながります。

探偵による人探し調査は、状況に合った最適な料金体系で依頼を検討しましょう。

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